2022年5月にヤングジャンプで完結したゴールデンカムイ。連載完結記念として、東京ドームシティGallery AaMo(ギャラリーアーモ)でゴールデンカムイ展が開催されています。今後、京都や福岡など全国巡回の開催も決定しているため、これから行こうかと迷っている方や遠方で足を運べない方に向けて、リアルな体験レポートを記載します。
開催概要
連載完結記念ゴールデンカムイ展
会期:2022年4月28日(木)~6月26日(日)
会場:東京ドームシティ Gallery AaMo
【公式】ゴールデンカムイ展特設サイト
ゴールデンカムイの魅力を振り返る展示会
金塊争奪戦に関わったキャラクターの紹介や、作中に登場したリアルな関連アイテム・美しいイラストの展示、キャラクターのモデルとなった人物のエピソードなど、ゴールデンカムイの魅力を追体験できる空間となっています。
平日の昼間であったのにも関わらず、老若男女問わず非常にたくさんの方が会場に来られていてゴールデンカムイの人気を改めて実感しました!
展示会は6つのエリアに分かれていました。6つ目の「未来へ」は、まだ発売されていない30巻・31巻に掲載予定の内容が展示されていて、撮影不可だったため1~5のエリアをご紹介します。
(1)金塊争奪戦の開幕
1つめのエリアは、金塊争奪戦に参加した主要キャラクターの紹介や、モデルとなった実物資料が展示されています。実物資料は、ゴールデンカムイの世界が身近に感じられるので、ついついジーっと見てしまいますね…。(実際は見たい人いっぱいなので、交代しながら見なきゃいけません。)
実物大(?)のヒグマは圧巻でした!今にも襲ってきそう。このシーンも懐かしいですね!
普段漫画でなんとなく見ているアシリパの装備にも、一つ一つモデルやこだわりが!ニンカリのデザインが初期と変わっているの気づいてなかった!
もちろん他のキャラクターの紹介も詳細に掲載されています。
尾形の銃はかなりリアル・・・!これで狙い撃ちされたら、即やられちゃいそう(笑)
作中で多数登場する”想いのこもったマキリ”。こうして実物を見ると、ほんとそれぞれ違うんだな~と感じますね!
チカパシのマキリ、小さくて可愛い…!
土方歳三&長倉新八。
ラストスパートは、第七師団!軍服や刀の展示もありました。
第七師団のこのシーン好き。名場面ですねぇ。
(2)24人の刺青囚人
金塊の在り処を示す刺青を彫られた囚人達を一気に振り返り!作中では、色々なストーリーを挟みながら登場するので、個性豊かな24人をまとめて復習できるのは、嬉しいですね。
入口は「網走監獄」と書かれ、内側も網走監獄内のようなデザイン。囚人の一人になって、じっくり展示を見ることができます。
最初は謎だった過去の事実も、こうしてまとめて見ることができるんだなぁということに感動ですね。
時系列順に一人ずつ振り返り…。と思ったら白石がここからも脱獄してる!っていう演出も素敵です。
天井にもキャラクター達がいるので、見逃せません。杉元達が侵入してきた!
囚人達にもモデルとなった人物がいて、実際の記事なども展示されていました。
ラストは、江渡貝くぅぅん!
(3)命を繋ぐものたち
アイヌの生活様式や食文化など、ゴールデンカムイにまつわる歴史的背景をがっつり知ることができるエリア。実際の資料なども豊富で、作品関係なく博物館としても見ごたえがありました。
ちょっと違ってちょっと似ている各地のアイヌ民族の文化を図解や、展示品で知ることができます。各キャラクターが使用していた装飾や道具も1つ1つ資料を参考に制作されているのですね。
ゴールデンカムイといえば、外せないのが食!伝統的に語り継がれた、食のツールの説明や、実物大のレプリカも展示されていました。チタタプ私もやってみたい…。
この時代に日本に入ってきた文化をもとに、作中の物語が作られていたのか、、と思うと設定が丁寧すぎて感動です!!
そして、バーニャ!!!
(4)それぞれの役目
作中の名バトルを、原画の展示と迫力のあるイラストで振り返るコーナーです。金塊を求めて戦う者たちの”それぞれの役目”を考えながら、読み進めていきます。
全体はこんな感じです!
1バトル目は、網走監獄内。のっぺらぼうを巡って白熱でしたね。
2つ目は、樺太の氷上での乱戦。多くの犠牲を出しながらも真実にまた一歩近づいた章でしたね。
3つ目は、再び第七師団と決別した後のバトルが描かれています!集中していたのか全然写真撮っていなかった‥。すみません。
(5)黄金色名画廊
色鮮やかで美しいカラーイラストが展示されています。単行本の表紙になっているものから、見たことがない新鮮なものまで!(ヤングジャンプには掲載されていたのかな?)どれも魅力的な作品でした。
どれも素敵で全部写真とって掲載したかったのですが、すごい数になるので、一部をご紹介!
谷垣のグラビアもあります(笑)。
ゴールデンカムイ展まとめ
撮影可能エリアのご紹介は、以上となります!ゾーン6「未来へ」は、撮影不可のため会場でお楽しみください。単行本がまだ発売されておらず、ヤングジャンプだけで掲載された完結までのストーリーです。
今回の展示会は、ゴールデンカムイのストーリーの振り返りやイラストの展示など、ファンにとって楽しめる内容はもちろん、歴史的背景やアイヌ文化についても身近で知ることができる素晴らしいイベントでした。
かなり見ごたえのある展示の数々でしたが、モデルとなった実物資料は、この展示会では紹介しきれないとのこと。こうした実際の事実をもとに、制作された作品「ゴールデンカムイ」の凄さを改めて実感しましたね。
ゴールデンカムイ展は、今後京都や福岡など全国での開催も決定しています。また、30巻、31巻の発売を控え(2022年5月時点)、本誌の内容に加筆されているとのことで、楽しみです。アニメ4期や実写映画などもありますので、これからもゴールデンカムイを楽しんでいきましょう!